Axelar、2022年3月3日に5,000万米ドルのパブリックセール資金調達を完了

業界報道によると、Axelarは2022年3月3日に5,000万米ドルのパブリックセール資金調達ラウンドを完了しました。このラウンドを経て、Axelarの累計調達額は1億4,375万米ドルに達しています。Axelarは、Web3領域における相互運用性向上を目的とし、異種ブロックチェーン間の接続や資産の流動性・プログラマビリティ最適化を実現する分散型クロスチェーン通信ネットワークです。本プロジェクトはネットワーク層とAPI層の2層アーキテクチャを採用しており、コアにはプルーフ・オブ・ステークおよびパーミッションレスプロトコルによるチューリング完全なクロスチェーン通信を提供するパーミッションレスオーバーレイネットワークが構築されています。ネットワーク上には、開発者が利用可能なAPIやクロスチェーン合成性に対応したプロトコルレイヤーが設けられています。2020年の設立以来、Axelarはシード、シリーズA、シリーズBの各資金調達ラウンドで資本市場から継続的な注目を集めており、力強い成長基調を示しています。特筆すべきは、2023年7月にMicrosoftとのパートナーシップを締結し、ブロックチェーン相互運用性ソリューションの共同開発に着手したことで、クロスチェーン技術分野でのリーダーシップを際立たせています。さらに、2025年にはDAMA 2マルチチェーンインフラ製品のローンチを予定しており、技術的な領域拡大も進めています。ブロックチェーンエコシステムが一層複雑化する中で、クロスチェーン相互運用性は業界にとって不可欠な要件となっています。Axelarのソリューションは、開発者に効率的なクロスチェーン開発ツールを提供し、エンドユーザーにシームレスなクロスチェーン体験をもたらすことで、ブロックチェーン技術の大規模な普及を牽引する重要な役割を担っています。